星語り便り 第1回

紫庵メンバーの書庫
さくら
さくら

しおんちゃん、最近うちのめい、ずっと“何か起きないかなー”って言ってるんだけど…

紫苑
紫苑

ふふ、何もないように見える時ほど、風向きが変わっているのかもしれませんよ。

恋の風向きが変わるとき

Tarot: THE WHEEL OF FORTUNE(正位置)

こんにちは、紫苑です。
季節の変わり目や月の満ち欠けを感じるように、
恋の流れも、ふとした瞬間に方向を変えることがあります。

今日はそんな“恋のタイミング”のお話をしましょう。
(そう、たまたまこの話にぴったりなカードが、今朝引いた《運命の輪》だったのです)


■ 恋は、流れに乗ってくるもの

好きになるタイミングって、どこか偶然に見えて、でも不思議な必然を含んでいます。
それは、がんばって呼び寄せるものというより――
流れに乗った時に、自然にやってくるもの

たとえば:

  • 偶然道ですれ違ったときに目が合った
  • 連絡しようと思ったら、相手から先にメッセージが届いた
  • 気に留めていなかった人の言葉が、なぜか心に残った

こんな出来事の中に、恋の歯車がまわり出すきっかけが潜んでいることがあります。


■ 「運命ってこういうことかも」と思えた瞬間

実は私、このテーマで思い出す歌があるんです。
90年代のユーロポップグループ Ace of Base の “Wheel of Fortune”という曲。

♪「これは運命の輪みたい。
もし裏切られたら…お父さんになんて言えばいいの?」♪

なんてかわいくて、不安げで、まっすぐな言葉なんでしょう。
「信じていいの? でも信じたい!」という気持ちが、恋のはじまりにはよく似合います。


■ 星からのことば

たとえ大きな出来事が起きていなくても、
風はちゃんと吹いています。
恋の流れが動き出すタイミングに、
あなたはきっともう、気づいているはずです。

焦らず、でも目をそらさずに。
直感にひとつ頷いてみる――
それだけで、物語が始まることもあるのです。


■ キーワード

  • 恋のチャンスが自然に舞い込む
  • タイミングに身を任せる
  • 偶然の出会いが意味を持ち始める
  • 停滞からの脱出
  • 心の準備ができたとき、風が吹く

(どこかでごそごそ…がらん、ごろん…)

めい
めい

あたしも運命に乗るーっ!

(紫苑の部屋の隅にあった金色の輪――装飾用の“運命の輪の模型”に乗っかって、そのまま…)

ごろんごろんごろごろ……(廊下を転がっていく)

さくら<br><br>
さくら

……また転がってる。でもあれ、運命っていうよりただの物理じゃない?

<strong>紫苑</strong>
紫苑

ふふ、でも“何かが起こりそう”って感覚は、きっと本物ですから。

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